バイクの浅い傷を簡単に消す方法

バイクの浅いスジが入ったような傷は、
「コンパウンド」で磨くだけで簡単に消せます。

コンパウンドって何？って思われるかもしれませんが
コンパウンドは、主につや出しなどに使われる粉末状の研磨材。磨き粉です。

傷を消す仕組みとしては、
傷とは塗装の一部が削れた凹の状態なので
周囲の塗装を傷と同じ深さまで削って傷を消すという方法です。

バイクの傷が浅いか深いか判断する方法

最初にバイクの傷が浅いのか深いのか判断する方法ですが
水で濡らしたタオル、ティッシュなどで、傷を拭いてみましょう。

これで傷が消えたように見えたらクリア層だけの浅い傷です。
水で濡らして消えないようなら、クリア層の下にある塗装層か
さらに下にあるボディ鋼板にまで傷が達しています。

コンパウンドを使用する前に
必ず傷の部分を洗浄して、
汚れをきちんと落としてから使用しましょう。

また直射日光を避けるために曇りの日や、
屋根のある駐車場などで作業しましょう。
夏の暑い日は、ボディが高温になるので作業を避けて下さい。

鏡面仕上げ用の極細コンパウンド
浅い傷を消すには、「鏡面仕上げ用の極細コンパウンド」を使います。
「極細コンパウンド」の他に「粗めのコンパウンド」も販売されていますが
初心者がこれを使うと削りすぎて鋼板が見えてしまう場合があるので
「極細コンパウンド」を使用しましょう。

スポンジ
摩擦熱でコンパウンドが乾いて削り過ぎてしまうのを防ぐため、
保水性がよい物がおすすめです。ワックス用のスポンジでOKです。

1.スポンジを水に浸して絞る
スポンジが固いままだとボディを傷つけてしまうので
利用するときはスポンジに水を十分しみ込ませ、
柔らかくした後、しっかり絞っておきましょう。

2.コンパウンドをつける
「鏡面仕上げ用の極細コンパウンド」を
小指の第一関節くらいの量をスポンジにつけます。

3.コンパウンドを均等にする
コンパウンドをつけたスポンジを
ボディの磨く部分に２、３回ポンポンと軽く押し付け、
コンパウンドを均等に伸ばします。

4.コンパウンドで磨く
傷に対して必ず平行に直線的にスポンジを動かして磨きましょう。
円を描くように磨くとスクラッチ状の傷が付いたり仕上がりにムラができます。
傷の面以外には力を入れ過ぎないようにしましょう。
白っぽいコンパウンドの粒子が透明になるまで磨くのがポイントです。

5.ウエスで拭き取って傷の状態を確認します
直線的に拭き取ります。ネル地のウエスを使うと効果的です。
一旦拭き取って、傷の状態を確認し,まだ目立たつようなら
コンパウンドを少量付け磨いてください。

ただし磨きすぎると下地が出てくるので
少しでもツヤがなくなってきたらそこでストップです。

浅い傷でしたらこれだけであっという間に綺麗になります。